スコッチグレイン 3486 自分で靴修理2「ベヴェルドウェストに挑戦」ソールの貼り付け

ドブ起こしの準備
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少しの間、作業を中断していたスコッチグレインに仕掛かります。間が空いたため、またしても「やってみたいこと」を見つけてしまいました。今回は相当ハードルが高いので、途中でギブアップするかも知れません・・・・

ベヴェルドウェストとは?

この動画を見て、トライせずにはいられなくなりました。ネット上にある写真なども参考に、見様見まねで作業することにしました。

ウェルトと本底の下処理

革シャンクとウェルトの間に隙間がありましたので、コルクで埋めて滑らかな面で繋げました。

これは、ベヴェルドウェストをやらなくても修正すべき点でした・・・

中もの補充
右が作業前、左が作業後です

少しためらいましたが、ウェスト部のウェルト幅が狭くなるように切り落としました。

アッパーからのウェルトの出具合が一定になるように切っている内に、ウェルトが無くなる直前まで行ってしまいました・・・早くもこの時点で危険な香りがプンプンと漂い始めました(笑)

ちなみに、この部分のウェルトは外側が薄くなるように漉いておきます。

所々、元のだし縫い穴が無くなっています・・・

本底の革を切り出しました。アッパーとの位置合わせを正確にしたいので、いつもよりギリギリの寸法にしました。

本底がかなり大きく見えますが、底の丸みがありますので、これで丁度よいくらいです。

ウェストの部分は、漉いて厚さを1/2強にしてあります。作業が進んでから分かったのですが、漉く範囲を中央に向かってもう少し広くした方が良さそうです。

のり付けする部分を木ヤスリで荒らして、いよいよ貼り付けです。

爪先側から貼るので、かかとは少し大きめに切り出します

本底を貼り付けました

ウェストの部分は複雑な曲面になりましたので、そのままでは「ドブ起こし」ができません。

ベヴェルドウェスト加工をした時の形状をイメージして、本底のギン面を削ってみました。この削った際から刃を入れて、革一枚をめくり起こす計画です。

ベヴェルドウェストのドブ起こしは、本底を貼り付ける前に行う方法と後に行う方法の2種類があるようです。

漂っていた危険な香りが、さらに強まってきました・・・

ドブ起こしの補助線
ドブ起こしの線とだし縫いの線が引いてあります

天下分け目の次回へ続きます。ここまで読んで下さいまして、ありがとうございました。

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