少しの間、作業を中断していたスコッチグレインに仕掛かります。間が空いたため、またしても「やってみたいこと」を見つけてしまいました。今回は相当ハードルが高いので、途中でギブアップするかも知れません・・・・
ベヴェルドウェストとは?
この動画を見て、トライせずにはいられなくなりました。ネット上にある写真なども参考に、見様見まねで作業することにしました。
ウェルトと本底の下処理
革シャンクとウェルトの間に隙間がありましたので、コルクで埋めて滑らかな面で繋げました。
これは、ベヴェルドウェストをやらなくても修正すべき点でした・・・

少しためらいましたが、ウェスト部のウェルト幅が狭くなるように切り落としました。
アッパーからのウェルトの出具合が一定になるように切っている内に、ウェルトが無くなる直前まで行ってしまいました・・・早くもこの時点で危険な香りがプンプンと漂い始めました(笑)
ちなみに、この部分のウェルトは外側が薄くなるように漉いておきます。

本底の革を切り出しました。アッパーとの位置合わせを正確にしたいので、いつもよりギリギリの寸法にしました。
本底がかなり大きく見えますが、底の丸みがありますので、これで丁度よいくらいです。
ウェストの部分は、漉いて厚さを1/2強にしてあります。作業が進んでから分かったのですが、漉く範囲を中央に向かってもう少し広くした方が良さそうです。
のり付けする部分を木ヤスリで荒らして、いよいよ貼り付けです。

本底を貼り付けました
いつもの手順で貼り付けてみました。ウェスト部のウェルトが見えなくなりましたので、ひとまずはコレデヨシとしました。

ウェストの部分は複雑な曲面になりましたので、そのままでは「ドブ起こし」ができません。
ベヴェルドウェスト加工をした時の形状をイメージして、本底のギン面を削ってみました。この削った際から刃を入れて、革一枚をめくり起こす計画です。
ベヴェルドウェストのドブ起こしは、本底を貼り付ける前に行う方法と後に行う方法の2種類があるようです。
漂っていた危険な香りが、さらに強まってきました・・・

天下分け目の次回へ続きます。ここまで読んで下さいまして、ありがとうございました。
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