スコッチグレイン 3526 アシュランス 自分でオールソール靴修理1 ソール剥がしから中ものまで

キレイな中もの
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スコッチグレインが誇るストレートチップのド定番「アシュランス」のオールソール修理をスタートです。靴の状態が良かったこともあり、オリジナルの良さをそのまま活かしつつ、自分の好みも反映した仕上がりを目指そうと思います。

まずはソール剥がしから

始めにヒールを取り外します。本底を止めている「だし縫い」が、かかとの手前まで掛けられていて後は釘で固定されています。ヒールが小振りに仕上がるタイプですね。

この靴のサイズは25cmですが、なぜか本底には25.5の表記があり、珍しかったので写真に撮ってみました。

ヒール取り外し後
こんな発見も修理の楽しみの一つです

だし縫いの糸を切って、ウェルトにダメージを与えないように気を付けながら、本底を剥がします。中ものが破けることなく残りましたので、再利用することにします。

機能的、衛生的に問題がなければ、このようなパーツはできるだけ再利用するようにしています。

本底剥がし後
すくい縫いとだし縫いがキレイに並行していますね

ここで、いつものように丸洗いしました。スッピンになった国産カーフは、良い風合いです。靴クリームを入れてみたい衝動は、後のお楽しみに取っておきます。

丸洗いしてサッパリ
丸洗いは型崩れの修正も兼ねています

中ものに好みをぶっ込みます

目指しているのは「土踏まず周辺の色気」です。モッコリふっくらとした仕上がりを目指して、樹脂シャンクの上に革を貼り付け、好みの形に削りました。

ちなみに、この革も剥がした本底を再利用しています。かかとから土踏まずは、すり減ることもなく、ほぼ新品時の厚みが残っていて、そのまま捨てるのが惜しいからです。

「コルクよりもシャンクの保持性が良いような気がする」という理由もあります

革シャンク
前半部からの面のつながりが、まだよく分かりません・・・

毎度のことながら、やり過ぎているかも知れません(笑)ヒールの取り付けで苦労する予感をプンプンと漂わせながら、本底の貼り付けとだし縫いに進みます。

最後までご覧下さいまして、ありがとうございました。

もっこり
ウェルトとの段差が7~8ミリあります

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