毎度で恐縮ですが、メインイベントのだし縫いです。ワクワクしながら作業に掛かりましたが、今回は久しぶりに苦行になりました・・・
今回のドブ起こしは「仕込み」があります
別たちの刃を新品に替えて「ドブ起こし」をします。両方の肩から手に掛けて痺れるほど力が入るのと、なぜか汗だくになることを除けば、少しずつ慣れてきたような気がします。
ヽ(´o`; オイオイ

仕込み=トゥスチールを付ける準備をします。
- だし縫いのラインを決める
- ビスがだし縫いに掛からないように、トゥスチールの位置を決める
- 境界線をマークする
という手順で引いた境界線から先の本底を1ミリ弱の厚みで削り落としました。


だし縫いが収まる溝ほりも、チョット「仕込み」ます
ドブ起こしした本底に、だし縫いの糸が収まる溝を掘ります。今は「コバから5.5ミリ狙い」にしています。

0.5ミリの意味はともかくとして(汗)現時点の私の腕前にはマッチしているような気がします。

トゥスチールのビスの位置をマーキングして、これを避けるようにだし縫いの溝を掘りました。現物合わせですね。

久しぶりに「だし縫い」で泣きそうになりました
準備が整いましたので、気合十分で「だし縫い」に入ります。糸が黒っぽいのは、チャンをすり込む時に使った古Tシャツの色が移ったためです。

縫い始めてすぐに、糸が切れました。
実は原因がよく分かっていないのですが、考えられるのは・・・
- いつもより糸の細い部分でナイロン針に取り付けた
- 気温が下がってチャンが硬めになった
という感じです。精神的なショックを引きずったまま(笑)ワイヤー針を付け直して、リスタートしました。

結局、ナイロン針は外れまくり、ワイヤー針は切れまくり、で泣きそうになりながら何とか両足を縫い上げました。理由はよく分かりませんが、久しぶりに苦しい作業でした。
精神論で片付けるのは良くないのですが、スランプの予感です。

だし縫いの後処理?ドブ伏せです
気分を入れ替えてドブを伏せました。比較的、失敗の少ない作業ではありますが、まずまずキレイに仕上げることができました。

だし縫いの掛かっていない本底のヒール部分を釘で中底に止めれば、本底が靴と一体になります。
この次は、ヒールの積み上げです。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。

コメント