趣味の靴修理でアッパー補修などをやりたい時、ミシンを使うのは、少しハードルが高いですよね。そうなると、「手縫い」ということになりますが、裁縫のように指で持った針では縫えませんので、何らかのハンドル(ホルダー)に針を取り付けることになります。
この記事は、使い始めてすぐに壊れてしまった(安物の)ハンドルが、今でも使い続けられるようになった「ちょっとした」工夫をご紹介します。
問題の「ブツ」はこれです
とにかく安いので、「ダメモト」で購入しました。
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「ダメモト」のはずが、粘りました
使い始めたところ、針がうまく固定できず少し力を掛けるとズレてしまいます。針の固定を強くしようとしているうちに・・・壊れました。
構造はこんな感じでした
仕組みは簡単です。
- 「ハンドル」の内側にネジが切られていて、「チャック」のネジ部が掛かっている
- 「ハンドル」を回すと、ネジの力で「チャック」が引かれる
- 「ボデー」の先端はテーパーになっていて、「チャック」先端のテーパー部を受けている
- 「チャック」の先端は割れていて、針などを挟み込む

「ハンドル」を回すと「チャック」が締まって針を固定できる、という設計思想です。
壊れた箇所は・・・
「ボデー」の先端のテーパー部でした。
金属の削り出しっぽい外観ですが、実は薄いパイプを加工して作られていました。ですので、「ハンドル」を締め込むうちに、問題のテーパー部が変形して「チャック」が内側に通り抜けてしまった、という訳です。

現在の姿
すぐに買い替えようとも考えたのですが、目の前に途中で止まっている作業があり、何か良い手はないか?と、必死に考えました。
色々試しましたが、ワッシャーを追加して「ボデー」のテーパー代わりとする、という方法が正解でした。
その後は、特に不具合なく使えています。

まとめ
この事例では、たまたま良い手がありましたが、やはり「安物買いの銭失い」は良い教訓だと思いました。(こういう苦労が楽しいという面もありますが・・・)
もし私が今から買うなら、迷わずコレにします。
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手縫い用ハンドルの購入を検討されている方のご参考になれば、嬉しいです。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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