靴修理に使える手縫い用のハンドルを安上がりに済ませる方法

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趣味の靴修理でアッパー補修などをやりたい時、ミシンを使うのは、少しハードルが高いですよね。そうなると、「手縫い」ということになりますが、裁縫のように指で持った針では縫えませんので、何らかのハンドル(ホルダー)に針を取り付けることになります。

この記事は、使い始めてすぐに壊れてしまった(安物の)ハンドルが、今でも使い続けられるようになった「ちょっとした」工夫をご紹介します。

問題の「ブツ」はこれです

とにかく安いので、「ダメモト」で購入しました。

2019年9月に購入したときは、450円でした。

「ダメモト」のはずが、粘りました

使い始めたところ、針がうまく固定できず少し力を掛けるとズレてしまいます。針の固定を強くしようとしているうちに・・・壊れました

構造はこんな感じでした

仕組みは簡単です。

  • 「ハンドル」の内側にネジが切られていて、「チャック」のネジ部が掛かっている
  • 「ハンドル」を回すと、ネジの力で「チャック」が引かれる
  • 「ボデー」の先端はテーパーになっていて、「チャック」先端のテーパー部を受けている
  • 「チャック」の先端は割れていて、針などを挟み込む

「ハンドル」を回すと「チャック」が締まって針を固定できる、という設計思想です。

壊れた箇所は・・・

「ボデー」の先端のテーパー部でした。

金属の削り出しっぽい外観ですが、実は薄いパイプを加工して作られていました。ですので、「ハンドル」を締め込むうちに、問題のテーパー部が変形して「チャック」が内側に通り抜けてしまった、という訳です。

すっぽ抜けてます・・・

現在の姿

すぐに買い替えようとも考えたのですが、目の前に途中で止まっている作業があり、何か良い手はないか?と、必死に考えました。

色々試しましたが、ワッシャーを追加して「ボデー」のテーパー代わりとする、という方法が正解でした。

その後は、特に不具合なく使えています。

ワッシャーの内径と外径がミソです

まとめ

この事例では、たまたま良い手がありましたが、やはり「安物買いの銭失い」は良い教訓だと思いました。(こういう苦労が楽しいという面もありますが・・・)

もし私が今から買うなら、迷わずコレにします。

手縫い用ハンドルの購入を検討されている方のご参考になれば、嬉しいです。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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