
手縫いのだし縫いって、いきなり「やれ」って言われても、腰が引けるがな。
そもそも、糸に付けるチャンなんか持ってないし。作れないし。
まずは「だし縫いをパス」して自分でオールソール修理できんのかね?
という方のご参考になる記事です。解決方法の筆頭は何と言っても、コレに限ります。
専門の業者さんにお願いする!
ねこが言う通り、だし縫いをしなくて済むなら、ご愛用の靴のDIYオールソール修理に挑戦するハードルがグッと下がると思います。
それでは、実際に私が初めて業者さんに発注してみた顛末をご紹介していきます。
お願いしたのは「春山加工」さんです
安直に「だし縫い 郵送」でググって最初に出てきた業者さんにお願いすることにしました。
まずは、問い合わせです
実際の電話のやり取り
最近は問い合わせと言えばメールが多いので、少し緊張しましたが電話を掛けてみました。

(呼び出し中)ドキドキ・・・

はい~春山です

あれっ?おかみさんかな?

郵送でだし縫いをお願いしたいのですが・・・

はい~

一足だけですけど、大丈夫ですか?

行けますよ~!
と会話は続くのですが、いかにも江戸っ子らしい?おかみさんのキレのある早口に、しっかりとメモを取る間もなく電話は終わりました・・・

で?
結局、どうすれば良いのかね??
注文方法まとめ
ということで、お願いしてみたい方への注意点をまとめておきます。
※レザーソールの場合は、靴底にチャネル(糸が収まる溝)を掘っておく必要があると思います。問い合わせの際に、ご確認下さい。
※料金はHPにも記載がありますので、ここでのご紹介は差し控えます。
靴を発送します
発送前の状態です。
本底は接着し、だし縫いの掛からないかかと部分は釘で固定してあります。

コバはウェルトのギリギリまで削り込んで整えてあります。

「おまかせ」なら間違いなく黒い糸で縫ってもらえると思いますが、念のため希望を書いておきました。

あとは、箱に入れて送るだけです。先方の手間を考えて、あっさり梱包にしておきました。

靴が返ってきました!
発送した三日後に、完成品が届きました。自分で手縫いするより早いです(汗)

靴底のステッチ。もちろん黒い糸で縫われていました。
やはり機械縫いは正確で、『製品感』が出ているように思います。

百発百中で元の穴が縫われています。まさに、職人技ですね。

まとめ
初めてのことですので期待と不安がありましたが、まさに「うまい、安い、早い」サービスでした。お願いして良かったと思います。

だし縫いをやらなくて良いなら、ワシでも何とかなるかも~
DIYでのオールソール修理に興味をお持ちの方は、ぜひ検討してみて下さい。一歩を踏み出すと、その先には楽しくも奥深いワールドが広がっていますよ。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございます。
コメント
またも有益な情報でした!出し縫いだけ外注は盲点でした。オールソール相場を基準に考えてしまってましたので、調べもしなかったです。
労力的にゴムソールは外注一択ですね^^
3足ほどリッジウェイ底付け予定なので、さっそく採用させていただきます。
muu54様
コメントありがとうございます。
今回、だし縫い専門の業者さんがある理由が良く分かりました。
ただ、次の機会では『カギ針』で手縫いに挑戦してみたいと思っています。手間を楽しんでいる面もありますので。
それにしても、三足も待ち構えているとは大変(うらやましいw)ですね。