今回の作業には特にチャレンジを盛り込んでいませんが、憧れのレンデンバッハを使ってみることにしました。
まずは、中ものを詰めます
宮城興業を見習ってリサイクル材で・・・と行きたいところですが、新品の板コルクです(汗)4mmのものがピッタリで削らずに済みました。

レンデンバッハ様の登場です
せっかくの機会ですので、高級素材を使ってみることにしました!
ですが、ロゴの位置合わせに気を使ったり、切り出す時に硬くて手が痛くなったり・・・修理するには手間の掛かる材料ですね。

ケチって余り革を多く取ろうとしたので、切り出した本底はギリギリの大きさになりました。その貼り付けには、いつも以上の精度が必要です。
そこで、魚拓を利用して、革にウェルトの外形を描き写しておき、本底とウェルトに合わせマーク(前後に一つずつ)を打ってみました。

工夫の甲斐があってか、無事にピッタリ貼り付けることができました。
コバの外周をウェルトのギリギリまで削り込めば、本底の貼り付け工程は終了です。革の繊維が詰まっているためか、刃物で削った時の音が高いように感じました。えぇ、右手が痺れています(笑)

だし縫いの下準備です
毎回ドキドキのドブ起こしでは、厚さのコントロールに気を使うようになってきました。

トースティールを付けますので、この段階で爪先を削り込んでおきます。本底とスティールの段差が無くなるようにするためですが、この後で本底のギン面を落とす分の見積りが難しいです。

コバ面から5.5ミリの位置に、だし縫いの糸が収まる溝を掘りました。トースティールを固定するビスとだし縫いのラインが重ならないようにするのがポイントですね。

次はメインディッシュ(?)のだし縫いです。一つ前の靴では久しぶりに苦戦しましたので、そのリベンジの意味もあり気合十分で頑張ろうと思っています。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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