スコッチグレインの革靴を自分でオールソール交換 フィドルバックに挑戦! その5 ヒールの積み上げ編

ハンドメイド感
この記事は約3分で読めます。

 

スコッチグレインの革靴を自分でオールソール交換 フィドルバックに挑戦! その5 ヒールの積み上げ編

 

恒例の地味回(笑)靴のヒールを作っていく工程です。色々な方法がありますが、私は部材を1枚ずつ貼り付けて削りながら調整していく「積上げ」によって、仕上げています。今回はフィドルバックの盛り上がりがエロい凄いことになっていますので、どう折り合いを付けるかが課題です。そんな様子をお楽しみ頂ければと思います。

積み上げる前に本底側の準備をします

まず最初に、取り外したヒール部材をもとに「ヒールゲージ」を作ります。ヒールを積み上げていく作業の基準となるものです。

こちらの記事で、ヒールゲージの作り方(見たまんまです)や使い方をご紹介しています。

いつものヒールゲージ
少し厚目のチラシが使いやすいです

本底のギン面を掻いて(削り取って)から、釘の位置をマーキングします。

私は「外側から8ミリの位置に10ミリ間隔」で釘を打っています。

コンパス
100均のコンパスが便利です
村山師匠のペース(木釘)打ちを真似ているつもりです

「本底から打って、先が少しだけ中底を飛び出す長さ」ということで、16ミリのスクリュー釘がちょうど良いです。

飛び出した釘の先端は、写真に写っている台金に当たって曲がり、返し・・になります。

釘打ち完了
怖い顔の兄弟

まずは1枚目の積み上げです

フィドルバックを張り切りましたので、土踏まずのモッコリが凄いことになっています・・・

フィドルバックの高さ
自分史上、最高級のモッコリです

当たり前ですが、積み上げを貼るとこうなります。これが平らになるように削る必要があります。

削る量が多いこともあり、今回は加工性の良いナンポウの積み上げにしてみました

1枚目貼ってみた
貼り付いて良かったです

ひたすら削りましたが、穴が開いたところでストップです。この時点では、まだ平面にはなっていません。

穴が開くまで削る
穴が開くまで削ったのは初めてです

何とかせねば、の2枚目です

いきなり、脇道へ

貼り付ける前に木ヤスリで接着面を荒らしていると、”ermany”の文字が。

「まさかGermany?」からの「そう言えば、ドイツの靴修理って・・・」で、こんな靴屋さんのサイトに寄り道をしてしまいました。

Germany?
ん?

2枚目を貼り付けて、さらに削り込むと平面を出すことができました。

食い込んでる
何とか吸収できました

ヒールの傾斜もイイ感じです。

諸説ありますが、私はヒールが地面にベッタリと着くように調整しています。

かかとピッタリ
トップリフトを仮置きしてあります

トップリフトを貼り付けて完成です

今回使用するトップリフトはゴムのベースに革が貼り付けてあるタイプですので、ヒールへの接着面は全てゴムになります。

接着力を上げるために、木ヤスリでゴリゴリと荒らしておきました。

ゴムをザラザラに
意外に大変な作業です

さらに接着力を上げる目的で、乾かしたゴムのりを温めて「熱活性」させてから貼り付けます。理屈はよく分かりませんが、本当にガッチリと接着します。

熱活性中
「熱活性」とはどんな作用なのでしょう?

最後にヒールのコバ面全体を整えます。

植木職人のように、少し離れたところから全体のバランスを見ては削り、見ては削り・・・アッパーとの面の繋がりを意識して、わずかにピッチドヒールぽくしてみました。

先日、百貨店の靴売り場で高級靴のヒールだけをじっくりと鑑賞してきました。目的意識を持って見ると、時間の経つのも忘れるくらい楽しかったりします(笑)

相変わらずの地味回でしたが、最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

積み上げの完成
見れば見るほど分からなくなります・・・

コメント

タイトルとURLをコピーしました