リーガル2504の本底と言えば・・・やはりゴム素材ですよね!
私は雨の日にもガンガン履きたいので、オールソール修理をするにあたっては「ラバーソールの一択」でした。
ですが、革のソールしか扱ったことのない私には初挑戦ということになります。そんなド素人がゴムならではの難しさにどう対処するか?を、お楽しみください。
本底を貼り付けます
今回はVibramの「#2870ロンドラ」というソールにしてみました。
接着面がツルツルですので、木ヤスリでガリガリと荒らします。耐摩耗性が持ち味の材料ですので、ものすごく時間が掛かりました。

レザーソールと違って、
- 底面のブロック(模様)とだし縫いの位置関係
- 土踏まずに輝くVibramロゴのバランス
を調整する必要があります。
型紙も作ったのですが、どうも上手くいかず、結局は靴を直接本底に当ててマーキングしました。

あとは落ち着いて線に合わせて貼り付けるだけです。コツは平常心を保つことのような気がします。

はみ出した本底をカッターで大まかに切り取ってから、別たちを使って整えます。
刃とゴムが滑りやすいように、少し水を付けて作業するのですが、なかなかスーッとは切れません。
あまり頑張らずに、木ヤスリで整えるための削り代を多めに残すことにしました。

思い出したように(笑)本底のかかとを釘止めしました。釘の位置はオリジナルを真似してあります。

ガタガタのコバを木ヤスリで整えつつ、ウェルトのギリギリまで削り込みます。
ここで出した形状や精度が、この後の「だし縫い」の仕上がりに大きく影響しますので、粘り強い作業を心掛けています。

こんな感じです。だし縫いが掛かったら、さらに削り込んで「ピシッ」とさせようと考えています。

だし縫いは専門の業者さんにお願いしました
いつもであれば、だし縫いはメインディッシュとして堪能するところですが、ラバーソールの手縫いは
- だし針のすべりが悪そうで、縫い穴を開けられるか不安
- 穴が開いても、毛針(縫い針)と糸を通せるか不安
- ・・・
と言ったような「イヤな予感」がするので、以前から気になっていた業者さんに注文してみました。
次回、一気に仕上げです!
無事にだし縫いが掛かりました。
ラバーソールは、コバや靴底を染めたり磨いたりという工程がありませんので、ヒールを取り付ければ仕上げの作業に移れそうです。(多分・・・)
ということで、リフレッシュした2504を愛でながら、今回はここまでにしようと思います。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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