
レノマットリムーバーって、よく落ちるけど意外に時間が掛かるんだわ。もっとパパっとやれんものかね。
そんな方のご参考になれば、という記事です。
作業を効率的に進めるコツはズバリ、「溶かして拭き取る」です。
当たり前のことなのですが、チョットした工夫でものすごく楽に進めることができるようになります!
簡単にできますので、ぜひお試しくださいね。
レノマットリムーバーとは?
言わずと知れた、強い洗浄力を誇る「リムーバー」です。

「クリーナー」より破壊力がありそうやな
強烈な臭いから明らかなように有機溶剤が含まれています。その効果で油(汚れ)を溶かすことができるのです。
皮革に浸透し、油汚れも溶かして落とす強力な中性リムーバーです。
頑固な汚れやカビ・塩吹きの除去に使用できます。
揮発性が高く、カビとともに発生要因である「湿気」と「汚れ」も併せて除去します。
サフィール HPより引用
具体的な作業のポイント
では、ワックスとクリームがコッテリの、こちらの靴で試してみましょう!

ちなみに、修理中のため本底を外した状態です

ダメなやり方=以前の私
指に巻き付けた布に少量のレノマットリムーバーを付けて、優しく汚れを落とす・・・
という方法では、分厚いワックス層を落とし切るまでに同じ作業を何度も繰り返す必要があります。

そうなんだわ。臭いで頭が痛くなってくるし。
「油汚れも溶かして落とす」という説明文に釣られるのですが、レノマットリムーバーができるのは「溶かして」まで、だからなのです!

オススメのやり方=気付いた私
もうお気付きですね。
「溶かす」と「落とす」を分けて作業してみましょう!
布にレノマットリムーバーを取る時に、中指だけに付けるようにします

もちろん、人差し指でもOKです。やり易い方で。

落としたいワックスに中指のリムーバーを馴染ませるようなイメージで塗り付けます。
この時に、単に表面が濡れるだけでなく、ワックスが溶けているのを確認するようにします。

ワックスが溶けているうちに、間髪を入れず乾いた人差し指で拭き取ります。相当な厚塗りでも、この一拭きでゴッソリと落とすことができます。
一拭きごとに布を新しい部分に巻き替えながら作業を進めます。

特に厚塗りになりがちな爪先も、あっという間にスッピンになります。
繰り返しになりますが、お伝えしたいことは次の通りです。

まとめ

これで、鏡面磨きはサラッと落とせるようになったわ。あとは鏡面磨きの腕を磨くだけやな。

・・・・・・
閑話休題
鏡面磨きはワックスの層ですので、革への油水分補給がされにくくなり乾燥するという説もあるようです。半年に一度くらいの頻度でしっかりと落とし切って、革をリセットしてあげたいものです。
本当にスッピンになりますので、作業後は革への栄養補給をお忘れなく!
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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