トレーディングポスト ストレートチップ 自分で靴修理2 ソールの貼り付けまで

貼り付け完了
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ここからは「組み立て」側の工程に移ります。それぞれの作業の完成度が、その次の作業に影響しますので、一つ一つ妥協せずに進めたいと思います。

中ものは板コルクを使っています

「中もの」の働きについては色々な情報(厚い方が良いのか?変形する方が良いのか?など)がありますが、履き心地や足馴染みに影響する部材であることは間違いなさそうです。

グッドイヤーウェルト製法の断面
だし縫いの説明図なので・・・

ソールを貼り付ける面を「平ら」にするために、板コルクを貼って削って整形していきます。

当然ですが、この時点でも靴底側(中底)は木型の形状を反映しているので平面ではありません。さらに、完成時の靴底に表情を持たせたい場合は、その分も考慮が必要です。

今回は、リブの高さの「すり切り」より僅かに凸を基本に、土踏まずは積極的にカマボコ形状に仕上げました。

中もの詰め完了
4mmのコルク板では薄いので部分的に貼り重ねています

ソールを貼り付けます

この記事を作成している時点(’20年6月)では、ソールの前半部分が緩やかな凸形状になることを目指しています。特にウェルトとのバランスが難しい外周部の処理について、「心の師匠」の動画が大変参考になりました。

ソールの貼り付けが終わった直後の写真です。ご紹介した動画のように、ウェルト部を積極的に上方向に叩いたことにより、ほぼ目指した通りの滑らかな丸みを出すことができました。

この後は例によってメインディッシュ(笑)のだし縫いです。その前に、ソールのコバを切り回したのが、冒頭の写真になります。

貼り付け直後

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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