ロイドフットウェア ホワイトホール 自分で靴修理9 仕上げ(化粧釘、熱ごて、など)

できあがり
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いよいよ仕上げの工程です。楽しい作業が続きますが、少し名残惜しいような気分にもなります。仕上がりまで一気にご覧ください。

このタイミングでライニング補修をしました

靴底まわりの作業が続きましたので、気分転換も兼ねてライニング補修を挟みました。手縫いでの作業の様子は、この記事をご覧ください。

ヒールには化粧釘を打ちます

見えないお洒落を目指して、真鍮釘を打ちます。

目打ちで下穴を開けて打ち込みますが、釘が柔らかく腕が悪くて、釘が曲がってしまい、思うように進みません。

忍耐の作業です。

化粧釘の下穴
線上に穴を開けるのも儘ならない未熟さよ・・・
化粧釘が真っ直ぐ打てないです
打ち込めた釘と曲がったものの数があまり変わりません(涙)

全て打ち込めたら、釘の頭をニッパーで切り落としてから、やすりで仕上げます。このタイミングで、かかとのゴムにも紙やすりを掛けました。

化粧釘の仕上がり
少し釘が細いような気がします

コバには熱ごてを掛けました

やり方は、いつもの「心の師匠」の解説動画の通りです

こてを掛ける前に、だし縫い糸・コバ・土踏まずを染色します。グッと完成形のイメージに近づく瞬間です。

糸を染めました
ステッチが粗いのも目立ちにくくなりましたかね~
半カラス仕様にします
半カラス仕上げにします

コバや半カラスの染色には「早染めインキ」を使っています。お手入れ(補色)用の「コバインキ」を試したことがありますが、染色力が足りないと感じました。

Bitly

熱ごてを掛けてロウを浸透させました。控えめなツヤが出ます。

私は無色と黒のロウを持っていますが、無色の方が浸透性が良いような気がします。どこかで検証せねば、と考えています。

熱ごて後の自然なツヤ
半カラスもしっとり
はみ出したロウはガラスで掃除します

ソールを染色します

ナチュラル仕上げも素敵だと思うのですが、ドブ伏せした箇所が黒ずんでいましたのでステインで着色しました。

プロの方は半乾きの時にバフを掛けたりするようですが、私は今のところ自然乾燥させています。次回は、靴ブラシで代用してみようと思っています。

ボトムステイン塗布後
これで、仕上げの靴磨きを残すのみです

ようやく完成です

中敷き(今回は新しいものと交換しました)を入れて、お手入れも兼ねた靴磨きをした後、新しい靴紐を通せば完成です。

今回は、チャールズパッチとウェルト交換という、初めての作業にも挑戦し、楽しく得るものが多い修理となりました。

仕上がりを前から
パッチだけ艶がでません(泣)
仕上がりを後ろから
色気はどうでしょう?
半カラスの仕上がり状態
全体をワックスで磨きました
仕上げに使った靴クリーム

青みがかった黒が、靴の黒さに深みを与えるように感じます。独特の甘い香りも楽しめます。

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実は、次の練習台も確保済みです(笑)が、今回の作業を振り返って反省点・改善ポイントを整理してから取り掛かろうと思います。

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

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