釣り糸用のナイロンテグスを「だし縫い」の毛針=縫い針として使われる方がいらっしゃると思います。私もその一人です。
ナイロンテグスは滑らかさと適度なコシがあり大変使いやすいのですが、時々だし縫い糸から外れてしまうことがあります。そうなると、作業が止まってしまい、付け直しに時間が取られて、楽しいはずのだし縫い作業が台無しになります。

今回、外れた時のために購入しておいたワイヤー針を試したところ、非常に使いやすかったのでご紹介します。
むしろ「これからだし縫いをやってみよう!」という方には、始めからワイヤー針を使うことを全力でオススメします。
だし縫いには、このワイヤー針がオススメです
ビーズ手芸用に売られているもので、私の検索力で探した範囲では、これが最もサイズの大きな商品です。
細くて短いダイソーのもの(’20/9現在では見掛けなくなりました)を使った経験と照らし合わせると、ワイヤー針は出来るだけ太くて大きいものが使いやすいと思います。

ワイヤー針の糸への取り付け方です
ナイロン針(テグス)が外れてしまった糸は、先細りになるように撚りながら形を整えておきます。残ったチャンを活かして、指で「シュッシュッ」とするくらいで大丈夫です。
初めに、だし縫い糸の「先細り部」の、元々の太さの約半分の位置に穴を開け、ワイヤー針を通します。(分かりづらい日本語で申し訳ありません・・・汗)

次に、糸の先端をワイヤー針の針穴?に通します。

そのまま、ワイヤー針と糸の先端を反対方向に引っ張ると、針穴と糸の穴が引っ掛かるような状態になります。
「2本の輪ゴムを繋げた状態」だと伝わりますでしょうか?

針穴の両側にある糸を軽く撚り合わせてまとめたら、ロウをすり込んで取り付け完了です。
ナイロンテグスに糸を取り付けるのに比べると、あっけないくらい簡単です。
完成形を見ると、初めに「元々の太さの約半分の位置に穴を開け・・・」と言った意味がお分かり頂けると思います。

ワイヤー針でも、だし縫いの手順は同じです
針の取り付けが終われば、「あとは縫うだけ」です。
ワイヤー針が細く短いと、
- だし縫いの穴を通す時に折れ曲がる
- 穴から引き抜く時に掴みにくい
- ウェルト側と底側の針の上下がおかしくなる(穴の中で針どうしが交差する)
- 針が指に刺さる
等の苦労が絶えませんが、今回使ったものは特に問題なく、ナイロンテグスと遜色ない作業性でした。

結論:だし縫いを始められる方にはワイヤー針がオススメです
「ナイロンテグスから糸が外れた時の対処法」として書き始めましたが、「始めからワイヤー針を使うのがオススメ」という記事になってしまいました(笑)。楽しむことを第一に優先するブログですので、取り付けが簡単で外れるリスクの低い方法を推すことにした訳です。
それでも私はナイロンテグスを使い続けています。「糸が外れさえしなければ、やはり作業性が良い」というのもありますが、「カンコツの塊のような糸を取り付ける作業が私には楽しい」のが一番の理由です。
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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