苦しかった「だし縫い」が終わりましたので、ヒールの積み上げに進んでも良いのですが、試してみたいことのある「コバ決め」を先にやることにしました。
今回の課題は、ずぼらゴテの調整です。
コテを当てる前の準備
ウェルトを交換しましたので、コバの出っ張り加減も自分で決める必要があります。コバを染めていないからなのか、私には仕上がりがイメージしにくかったので、削り過ぎる手前で止めておきました。

出幅が決まったので、コバを磨いていきます。コバに木ヤスリを掛けるのが苦手なので、♯60の紙やすりで代用しました。
その後、ガラス(意味ある?)→♯120→♯240と磨きました。

コテを当てる前に、コバの上端に面取りを入れます。意地になって「別たち」で作業していますが、なかなか上達しません・・・
別たちはコレです

当てる前にコテを加工しました
この記事のメインテーマです。私の持っている「ずぼらゴテ」は、コバの上端がピシッと仕上がりません。爪の下にある溝が原因ではないかと考えていました。

ということで、溝が無くなるまで削ることにしました。もちろん、手で。

金属用ヤスリで削って、紙やすりで仕上げました。爪はコバに当てる部分に対して鈍角にしてあります。もちろん、コバの上端を鈍角のエッジに仕上げたいからです。

コテを当てた結果は・・・
濡らしたコバにコテを当てて、力を掛けながらコバを整形します。まだ目指す形状にはなっていませんが、コバの上端はピシッと整えることができました。
この後、熱ゴテ(ロウをコバに浸透させながら仕上げる工程です)で使ってみた結果にもよりますが、削っては使って・・・の微調整を繰り返して、自分なりの道具に仕上げていきたいと思います。

楽しい工夫も終わり、次は修行のような積み上げに突入です。最後までご覧頂きまして、ありがとうございました。
コメント