ロイドフットウェア ホワイトホール 自分で靴修理6 だし縫い

だし縫い作業中
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いよいよ私が好きな工程のひとつ「だし縫い」です。夢中になるあまり写真を撮るのを忘れました。情報量が少ないですので、「サクッ」と読み進めて頂ければ、と思います。

今回は少し勝手が違いました

ウェルトを交換しましたので、いつものように元の縫い穴は無く、自分で付けた約2.5mmピッチの目を基準とすることになります。この目を全て縫うのはハードルが高いと思いましたので、「一目飛ばし」つまり、5mmピッチで縫うことにしました。

目付け

縫い始めてすぐに分かったのですが、ピッチが広すぎました・・・カジュアル系なら、これでも良いと思いますが、この靴の修理コンセプトである「オーセンティックな黒のストレートチップ」には合わないですね。

さらに、ステッチがヨレ気味なのも気になります。

だし縫い完成

ドブ伏せをして、靴底を「こくり棒」でゴシゴシと平滑にして、悩ましいながらも楽しかった「だし縫い」は終わりです。

ドブ伏せ完了

前向きな反省

今回の作業を通して、いかにこれまで「元穴」に頼っていたか、を痛感しました。次の機会があれば、まずは縫いのピッチをもう少し小さくしたいと思っています。新しい「だし針」を下すかどうかは・・・その時の気分かも(笑)

反省の多い作業でしたが、コバが決まれば印象も変わると信じ、世界の一流靴の写真を見ながら「上品だけど貧相でない」仕上がりを目指して慎重に削りたいと思います。

ちなみに、前の工程のマイナスを後の工程で挽回できることは無いです(笑)

最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

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